脳梗塞から回復するには?知っておきたい脳梗塞の特徴と回復を促すリハビリをご紹介します

脳梗塞は、脳に血栓と呼ばれる血の塊が詰まってしまうことにより起こる病気です。
脳の血流を遮るわけですから、一刻も早く血栓を除去する必要があります。
一般に処置・治療が早ければ早いほど、リハビリによって体の機能が回復する期間が短縮されると期待されます。
救急車の到着・救急病院への搬送・迅速な治療が揃っていれば、これ以上言うことはありません。
後は身体の機能をしっかりと元に戻すよう、自分自身が全力で治療に専念することが大切です。

脳梗塞から回復するには?知っておきたい脳梗塞の特徴と回復を促すリハビリをご紹介します

脳梗塞の手術が終わってからも、身体にはまだ点滴が幾つも用意され治療が施されます。
直ぐには飲食ができないため、およそ術後3日程度を経たのちに飲食が許されるのです。
このつらい期間を経たのち、飲食の許可とともにリハビリの開始となります。
脳梗塞が起きてから、身体の機能が回復するまでの期間は約3か月。
状況によっては6か月までが回復期間と呼ばれます。
この間のリハビリは理学療法士・言語聴覚士・作業療法士と呼ばれるプロフェッショナルが、患者さんの回復をサポートしてくれるのです。

リハビリが必要になる脳梗塞の症状

脳梗塞とは脳の血管が詰まってしまう深刻な生活習慣病の一つですが、リハビリが必要になってしまうほど悪化してしまうとなかなか完治させることができません。
そうならない為には日頃からストレスを溜めずに生活すること、適度な運動やバランスの良い食事を心掛けることが大切ですが、それでも脳梗塞の兆候がみられた場合には直ぐに検査を受けるようにしましょう。
考えられる脳梗塞の症状としては、軽いものだと手の痺れや視界のぼやつき、時々呂律が回らなくなってしまうなどが考えられます。
かなり深刻化している状態の場合だと、身体に力が入らなくなって自由に動くことが困難になる、見える範囲が狭くなって生活に支障をきたしてしまうほど見えづらい状況が続くなどがあります。
とくに身体に痺れを感じたりそれがずっと継続する場合、脳の働きが鈍っていることを示しているので早期の治療が望まれるでしょう。
治療方法としては薬物療法が一般的ですが、重症化していると手術のケースもあるので覚えておいてください。

リハビリが必須の脳梗塞はどのような理由で起こる?

脳梗塞は脳卒中のなかでも発症頻度が最も高く、比較的若い年齢の方でも罹患するので有名人が発症した事例を耳にした経験をお持ちではないでしょうか。
後遺症がのこることが多く、回復後もリハビリが必須といえますが、どのようなメカニズムで発症するのでしょうか。
脳梗塞の原因で重要なのは高血圧や動脈硬化などの生活習慣病にあります。
高血圧は血圧が上昇することで全身の血管に慢性的にダメージを与えます。
動脈硬化は微小な炎症が発生し、これを沈静化するために血小板などが凝集し、やがて粥上のアテロームが生み出され、血管内部が狭く内壁が硬く脆くなってしまうというものです。
いずれも脳内血管を含めてダメージを与えるため、これらの基礎疾患をもっている患者の体内は閉塞しやすくなっています。
そこに粘度の高い血液が流れ込むと血栓が形成されやすく、わずかでも閉塞を発生しかねません。
このように基礎疾患の影響でつまりやすいのが、脳梗塞が発症する理由です。

後遺症が残ることが多い脳梗塞はどのようなリハビリが必要?

脳梗塞は後遺症ごとに取り組むリハビリが変わります。
男女共に脳梗塞で比較的多いと言われるのが、手足の麻痺です。
大きく感覚と運動の2つに分類される麻痺は、歯を磨く、箸を持つといった日常生活で当たり前に行えていた動作ができなくなります。
足に麻痺の症状が出ると歩行にも影響が出るため、電気刺激療法、歩行訓練を繰り返しが基本です。
麻痺以外に多い後遺症として言語障害があります。
言語障害はスムーズに言葉を発せられない、相手の話している内容が理解できないといった症状です。
コミュニケーションが図れなくなることで、ストレスを溜めて他の病気を併発する人も少なくありません。
言語障害は口や首の機能強化、言葉の発声練習のリハビリが中心です。
そのほか、極稀に脳の損傷で認知障害を患う人もいます。
人の顔を判別できない、物忘れをするなどが主な症状です。
認知障害は生活環境を整えつつ、その時々で必要な機能や動作を取り入れながら進行を抑えます。

身体障害以外に脳障害も起こる脳梗塞とリハビリ

脳梗塞に罹患すると症状が回復しても何らかの後遺症が残ることが多いようです。
どのような後遺症に遭遇するかは、子脳細胞がダメージを受けた部位により左右され、極めて多彩です。
片麻痺に代用される身体障害は典型的ですが、言語・嚥下機能の障害や、一見すると健常者と見極めがつかない高次脳機能障害などもあるほどです。
このように脳梗塞で遭遇しうる後遺症は多彩なので、主治医と看護師のほか各種の専門家のサポートを受けながら、症状に応じてリハビリを選択することが大事です。
高次脳機能障害に代表される脳障害では、大脳などが損傷し大きく認知能力が低下した状態です。
認知機能といっても症状はバラエティに富んでおり、短期記憶障害・理解力判断力の低下のほか失語・発話がうまくできないなど患者様は様々な葛藤を抱えることに成り、しばしば生活の質を大きく下げる要因となります。
いずれも根本的な治療はなく、専門家のサポートを受けながら、こまめにメモを取る・繰り返し苦手な作業を習熟することを意識するなど、息の長い、リハビリが求められます。